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神奈川県・従来型特養・副主任の育成【ミッケル研修】



今回は、従来型の特養でミッケル研修が導入された時の事例をご紹介いたします。

「チームの課題分析」の結果を元に、施設長とNo.2の介護課長との打ち合わせを重ね、この度の導入に至りました。

福祉関係で働く皆様への気づきにつながれば幸いです。 


【目次】


  1. 現状

  2. 課題

  3. 解決策

  4. 導入の理由




1.現状

  • 職員の離職率は低い。

  • 事前アンケート調査で「介護の業務が作業化している(51%)」

  • 2年後に副主任を主任に昇格させたい。

  • 副主任6名在籍。副主任は30代から50代までの年齢層で、内3名がリーダーシップを発揮している。

  • 副主任候補者の20~40代が4名いる。






2.課題


  • 主任の業務負担が大きい。

  • 副主任のうち3名がリーダーシップを発揮しているが、他の3名は未だその役割を果たせていない。

  • 副主任を主任を昇格させた場合、残る副主任が機能しないリスクがある。

  • 「見て学べ」が通じない世代が増えているため、従前の研修では効果が低い。

  • 人材不足のため、集合研修の時間を確保できない。

  • 知識だけの研修では行動変容が難しい



3.解決策「ミッケル研修」


  • 週に2回、1回15分の隙間時間を活用して、考えて行動できる人を育成する。

  • 1年目に人気者研修4名、新人OJTリーダー4名を受講。


 この課題の解決策として、副主任の育成が鍵となります。まずは、リーダーとして活躍している3名の副主任を育成し、次年度から残りの3名の育成に取り組むこととしました。全6名の副主任の育成が完了した段階で、3年後には主任を課長に昇格させることを目指しています。


 そこで、ミッケル研修の「人気者研修」「新人OJTリーダーひとかじり研修」を導入します。この研修では、受講者の気づき力を高める「人気者研修」と、教育スキルのバラつきを解消する「新人OJTリーダーひとかじり研修」を週2回、1回あたり15分の隙間時間を活用して3年計画で実施します。



4.導入の理由「介護課長様の声」


 ”以前から当施設でも、自ら考え行動する職員を育成したいとの願いがありました。今回の分析を通じて、どの課題をクリアすれば、公平なキャリアパスを提供できるかが明確になりました。また、イラストを使用しているため、職員全員が抵抗なく受講できると感じました。”


以上のように、

従来型の施設では、主任の業務負担が増え、主任不在の場合には現場の運営が困難になる事例が多くあります。主任候補者の育成は重要ですが、エース級の副主任が負担を担うリスクも考慮する必要です。

 

そこで、副主任の層を強化し、主任を支える体制を整えることを優先し、主任の昇格はその後の戦略にいたしました。

 

次世代リーダーの育成は、多くの法人での共通の課題となっています。私たちは施設経営の課題解決に尽力して参ります。







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