回想法の仕方に悩んでいました【ミッケル研修】
- ミッケルアート編集部
- 5月6日
- 読了時間: 3分

今回は、回想法の仕方に悩んでいた11年目介護士のKさんの事例をご紹介します。
地域 :静岡県
施設形態:地域密着型特養
研修内容:人気者研修
受講者 :特別養護老人ホームで11年目の介護職、Kさん
【目次】
はじめに
話が盛り上がらない
研修での気づき
回想法に対する意識の変化
施設長からのメッセージ
1. はじめに
Kさんは11年の経験をもつ介護士です。認知症ケアについて学びたいと思っており、回想法を取り入れながら、利用者様と会話がはずむように日々過ごしています。しかし話が盛り上がりにくく、回想法の仕方に悩んでいました。
2. 話が盛り上がらない
Q. 研修受講前の課題について、どのように感じていましたか?
「昔はどうでしたか?」と尋ねたり、懐かしい絵を見せたりすれば、自然と利用者様から話題が出て会話がはずむと思っていました。利用者様は昔のことをよく話してくれていたからです。しかし時代背景など、その当時のことを自分が知らなさすぎでした。相手が話したいと思う雰囲気になっていなかったのだと思います。
3. 研修での気づき
Q. 研修でどのような気づきを得ましたか?
絵に関する時代背景をしっかり説明するようにしました。全体の雰囲気についての話をするのではなく、アイテムや関係性をピックアップし、場面で話すことがより効果的であることもわかりました。また自分は、利用者様に答えてほしい言葉を求めすぎていたことにも気づきました。
4. 回想法に対する意識の変化
Q. 研修後、あなたの行動はどのように変化しましたか?
質問の幅を広く持ち、いろいろなアイテムを使ってわかりやすく質問するようにしています。質問に関しては、答えを求めるのではなく、話したいと思う雰囲気を大事にして相槌を増やしました。その結果利用者様が生き生きと昔の話をするようになっています。利用者様同士での会話も増えてきているように感じます。
5. 施設長からのメッセージ
回想法を通じて利用者様が活き活きとした姿を見せることで、家族の満足度が高まります。利用者様が心地よく過ごしていると実感できるため、家族からの信頼が高まり、リピーターとしての利用が促進されます。また、口コミや紹介を通じて新規利用者を増やすことにつながり、収益の安定化につながります。Kさんのように回想法について学ぶ職員が増えることを期待します。
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