看護ばかりでよいのかと悩む…【ミッケル研修】
- ミッケルアート編集部
- 5月6日
- 読了時間: 3分
更新日:5月8日

今回は、利用者様の生活の質向上に貢献できているか悩んでいた13年目看護師のHさんの事例をご紹介します。
地域 :山梨県
施設形態:老人保健施設
研修内容:しっかり者研修
受講者 :老人保健施設で13年目の看護師、Hさん
【目次】
はじめに
生活の質向上に寄与しているかの不安
研修での気づき
行動計画
生活の質向上に対する意識の変化
支部長からのメッセージ
1. はじめに
Hさんは老人保健施設で働く看護師歴13年のキャリアを持つ看護師です。職業柄、病気・怪我の治療といった生活上の課題改善に目が行きがちで、利用者様の生活の質向上に貢献できているか悩むことがしばしばありました。
2. 生活の質向上に寄与しているかの不安
Q. 生活の質向上に貢献する上で、どんなことが課題だと感じていましたか?
利用者様との会話の時間はある程度確保できている自信がありましたが、看護師一人体制の時間帯は対応に追われることもありました。結果として、心に寄り添った声かけができていないと思う場合も多く、わだかまりも感じていました。
3. 研修での気づき
Q. しっかり者研修でどのような気づきを得ましたか?
生活上の課題改善ももちろん大事ですが、利用者様の「やりたいこと」を実現することが生活の質向上を考えるときにポイントとなると気づきました。ケア中のちょっとした会話をきっかけにし、現実的にそれを叶える方法を探る視点が身に
つきました。
4. 行動計画
Q. 具体的にどのようなことを実践しましたか?
ベッドではなく車椅子での食事を希望する方には、介護士・理学療法士の協力も仰ぎ、テーブルの高さ調整や、体調確認の徹底を提案し、食堂で楽しんでもらうことができるようにしました。周りの方との会話も弾み、「いつもよりおいしかった」と感謝されました。
5. 生活の質向上に対する意識の変化
Q. 研修後、あなたの行動はどのように変化しましたか?
利用者様ができる限り最期まで生きがいを感じながら生活できる方法を、以前よりも真剣かつ具体的に考えるようになりました。看護職としての専門性を活かしつつ、利用者様の体調や思いを職員間で共有し、全員で能動的に支援していきたいと考えています。
6. 支部長からのメッセージ
施設運営には、Hさんのような専門職を含むチームワークが不可欠です。研修を通じて、職員全員で利用者様のより良い生活を支える風土を築くことができました。定着率向上のため、日々の生活にご満足いただけるよう、きめ細かなケアや対話を重視し、個々のニーズに応じたサービスを提供していきたいと思います。
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