思い出話って苦手…【ミッケル研修】
- ミッケルアート編集部
- 5月6日
- 読了時間: 3分

今回は、思い出話が苦手で悩んでいた6年目介護職員のYさんの事例をご紹介します。
地域 :栃木県
施設形態:有料老人ホーム
研修内容:人気者研修
受講者 :介護付き有料で6年目の介護職員、Yさん
【目次】
はじめに
思い出話への苦手意識
研修での気づき
行動計画
回想法に対する意識の変化
専務理事からのメッセージ
1. はじめに
Yさんは有料老人ホームで6年の業務経験を持つ介護職員です。利用者様から、思い出話や経験談を聞く際、共感できないことがよくありました。前向きな態度で、関心を示しながら話を続けるには、どういう点に注目すればいいのか悩んでいました。
2. 思い出話への苦手意識
Q. 回想法について、どんなことが課題だと感じていましたか?
昔のことを言われても知らないし、どう反応すればよいのか…と思っていました。利用者様が亡くなった息子さんの話を始めたときに、「その話はやめて、楽しい思い出を話しましょう」と強制的に話題を変えるような言い方をしてしまったこともありました。
3. 研修での気づき
Q. 人気者研修でどのような気づきを得ましたか?
利用者様の「昔の話」は単に「過去のこと」ではなく、その方の人生や思い入れが詰まったものだということを実感しました。できるだけポジティブな気持ちになってもらうために、全身で聴く姿勢を示し、話を受け止めることも大切だとわかりました。
4. 行動計画
Q. 具体的にどのようなことを実践しましたか?
回想法では、利用者様とかかわりが深いものを探して話題にしました。一度に多くを取り上げず、一つ一つに焦点を絞るよう心がけました。意外な反応でも否定せず、沈黙は利用者様が思いを整理する時間と捉え、焦らせないようにしました。
5. 回想法に対する意識の変化
Q. 研修後、あなたの行動はどのように変化しましたか?
回想法を行う中で、悲しい記憶をプラスに捉え直してもらう言葉がけや、上手く話を切り替える技術が身につき、普段の会話でも役立てています。また、触れてほしくない話題に敏感になり、プライバシーにも以前より配慮できるようになりました。
6. 専務理事からのメッセージ
Yさんは研修で、話の聞き方や引き出し方を見直し、回想法への理解を深めました。回想法は認知症の症状軽減や進行予防への効果が実証されているほか、利用者様同士や職員とのコミュニケーションを促進し、施設内の人間関係にも好影響を与えます。Yさんには、回想法の実践リーダーとしての活躍も期待しています。
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