日本人のニュアンスに悩む技能実習生【ミッケル研修】
- ミッケルアート編集部
- 5月6日
- 読了時間: 3分

今回は、日本人のニュアンスに悩んでいた2年目技能実習生のNさんの事例をご紹介します。
地域 :山口県
施設形態:ユニット型特養
研修内容:FUJIYAMA研修
受講者 :特別養護老人ホームで2年目の介護職、Nさん
【目次】
はじめに
「またいいよ」「もういいよ」の違いがわからない
研修での気づき
日本人のニュアンスに対する意識の変化
施設長からのメッセージ
1. はじめに
Nさんは介護職として働き始めて2年になります。利用者様とコミュニケーションを図りながら楽しく働いていました。しかし、「まだいいよ」「もういいよ」のニュアンスの違いに戸惑い、対応を間違えてしまうことを気にしていました。
2. 「まだいいよ」「もういいよ」の違いがわからない
Q. 研修受講前の課題について、どのように感じていましたか?
利用者様に声をかけた時に「まだいいよ」「もういいよ」と言われたら、どちらもOKと判断していました。「いいよ」という言葉は「OK」と思っていたからです。そのため対応を間違え、利用者様に何回も注意されてしまっていました。
3. 研修での気づき
Q. 研修でどのような気づきを得ましたか?
同じ「いいよ」と言う言葉でも、「まだいいよ」は「今は〇〇しなくていいよ」というニュアンスだと知りました。利用者様から言われた時に、何度も注意された意味がわかりました。自分は全く逆の対応をしていたことを反省しました。
4. 日本人のニュアンスに対する意識の変化
Q. 研修後、あなたの行動はどのように変化しましたか?
利用者様に声をかけた時の返答を注意深く聞くようにしています。「まだいいよ」と言われた時には、時間をおいて関わり、「もういいよ」と言われた時にはすぐに対応するなど、状況に合わせて対応できるようになってきたことを実感しています。利用者様から喜ばれることも増え、やりがいにもつながっています。
5. 施設長からのメッセージ
技能実習生が「ニュアンスの違い」を学ぶことで、利用者様や職員間での誤解やトラブルが減少します。言葉遣いや表現の微妙なニュアンスが原因で利用者様を不快にさせるリスクを抑えられ、トラブル対応にかかるコストが減り、業務が安定します。また、ニュアンスの違いを考慮した丁寧な対応が習慣化されると、意図せずに生じるハラスメントのリスクも低下します。その結果、トラブルを未然に防ぎ、施設全体の評判を守ります。
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