ケアマネジャーとしての活躍が期待【ミッケル研修】
- ミッケルアート編集部
- 5月6日
- 読了時間: 3分

今回は、ケアマネジャーとしての活躍が期待される8年目介護職員のSさんの事例をご紹介します。
地域 :愛知県
施設形態:従来型特養
研修内容:しっかり者研修
受講者 :特別養護老人ホームで8年目の介護職員、Sさん
【目次】
はじめに
計画作成への苦手意識
研修での気づき
行動計画
計画作成に対する意識の変化
施設長からのメッセージ
1. はじめに
Sさんは介護職として8年目の経験を持つ介護士です。将来のケアマネジャーとしての活躍が期待される中、利用者様一人一人のニーズを的確に把握し、実現可能な形にする計画作成力を磨いています。
2. 計画作成への苦手意識
Q. 研修受講前の課題について、どのような課題を感じていましたか?
利用者様の日々の生活リズムや食事、排せつなどの基本的なケアは丁寧に行っていましたが、その方の『やりたいこと』や『生きがい』については、十分に把握できていませんでした。また、気づいていても具体的な実現方法を考えるところまで至らないことが多かったです。
3. 研修での気づき
Q. 研修でどのような気づきを得ましたか?
一日の生活リズムを整えることはもちろん大切ですが、その中に『生きがい』を見出せる要素を組み込むことの重要性に気づきました。例えば、ベランダでのトマトやバジル栽培を通じて、朝の水やりという日課ができ、成長を観察する楽しみが生まれ、収穫したものを皆で食べるという喜びにまで発展させることができました。
4. 行動計画
Q. 具体的にどのような実践をされましたか?
施設のベランダスペースを活用して、プランターでの野菜栽培を始めました。土いじりが好きな利用者様と一緒に、季節の野菜を育て、収穫の喜びを共有しています。収穫した野菜は施設の食事で使用したり、時には販売したりすることで、やりがいにもつながっています。
5. 計画作成に対する意識の変化
Q. 研修後、あなたの行動はどのように変化しましたか?
以前は、利用者様の野菜栽培に関する思い出話を聞く余裕もありませんでしたが、今は意識的に時間を作るようになりました。朝の水やりの時間には、利用者様の故郷での家庭菜園の話を聞いたり、収穫した野菜の調理方法について意見を交換したりしています。
6. 施設長からのメッセージ
最大の課題の一つは、次世代のケアマネジャーの育成です。Sさんは、利用者様の『生きがい』につながる園芸活動を効果的に取り入れ、それを具体的な形にする計画立案能力を着実に身につけています。今後は施設ケアマネジャーとして、より専門的な視点からケアの質の向上に貢献してもらいたいと考えています。
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