反応の薄い利用者様に困る【ミッケル研修】
- ミッケルアート編集部
- 9月18日
- 読了時間: 3分

今回は、利用者様へのアプローチに悩んでいた11年目セラピストのHさんの事例をご紹介します。
地域 :静岡県
施設形態:老人保健施設
研修内容:しっかり者研修
受講者 :老人保健施設で11年目のセラピスト、Hさん
【目次】
はじめに
口数の少ない利用者様への苦手意識
研修での気づき
行動計画
アプローチに対する意識の変化
マネージャーからのメッセージ
1. はじめに
Hさんは老人保健施設で働いて11年目のセラピストです。豊富な経験を活かし、個別ケアに熱心に取り組んでいました。しかし、中には、ほとんどお話しされず反応も薄い利用者様がおられ、必要な情報を引き出せない自分の力不足を痛感して、悩んでいました。
2. 口数の少ない利用者様への苦手意識
Q. 利用者様へのアプローチに関して、どんなことが課題だと感じていましたか?
セラピストとして、心理的・身体的問題の解決を目指していましたが、ただ傾聴するだけでは全く進展が見られないケースもあり、困っていました。利用者様の現状をそのまま受け入れることの重要性を理解しつつも、改善につながらず焦ることも多くありました。
3. 研修での気づき
Q. しっかり者研修でどのような気づきを得ましたか?
自身の働きかけによって、利用者様ができなかったことができるようになるのは、自分にとって大きなやりがいだと改めて気づきました。また、ご家族様から「状態の変化が目に見えてわかるのが嬉しい」とのお言葉をいただき、大きな励みになりました。
4. 行動計画
Q. 具体的にどのような実践をされましたか?
単語すらほぼ発することのなかった利用者様に対し、若い頃の話や、お好きだった趣味の話題を通じて粘り強く声かけを続けた結果、短い言葉を話されるようになりました。安心感を持っていただくため、手を握る、さするなどの適度なスキンシップも取り入れました。
5. アプローチに対する意識の変化
Q. 研修後、あなたの行動はどのように変化しましたか?
以前より、ゆっくりと明瞭に問いかけるようになりました。まず、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をした後、「それはどんなときですか」「どう感じましたか」など、徐々に詳しく尋ねる姿勢が身につきました。今後もこの向き合い方を続けたいと思います。
6. マネージャーからのメッセージ
今回の研修を通じて、Hさんはセラピストとして利用者様と向き合う中にこそ、大きなやりがいがあることを再発見しました。また、Hさんのような専門性を持った職員が、多職種連携の要としてその能力を発揮し、チームケアを提供していく必要性を、私たち管理者も改めて認識することができました。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
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