考えすぎて話せない【ミッケル研修】
- ミッケルアート編集部
- 9月18日
- 読了時間: 3分

今回は、会話のきっかけづくりに悩んでいた1年目介護職員のYさんの事例をご紹介します。
地域 :岩手県
施設形態:有料老人ホーム
研修内容:人気者研修
受講者 :有料老人ホームで1年目の介護職員、Yさん
【目次】
はじめに
会話のきっかけに関する苦手意識
研修での気づき
行動計画
会話のきっかけに対する意識の変化
事務長からのメッセージ
1. はじめに
Yさんは有料老人ホームで働く1年目の介護職員です。利用者様に自分から積極的に話しかけるべきだと考えすぎるあまり、どのようなきっかけで会話を始めればよいのか悩むことが多く、試行錯誤しながら日々の仕事に取り組んでいました。
2. 会話のきっかけに関する苦手意識
Q. 利用者様と会話する上でどんなことが課題だと感じていましたか?
相手の意見を聞く前に、つい「私はこうした方がいいと思いますが、どうでしょう?」と自分の考えを先に伝えてしまうこともありました。そのため、利用者様が自分で考えて行動する機会を減らしてしまったのではないかということも不安に感じていました。
3. 研修での気づき
Q. 人気者研修でどのような気づきを得ましたか?
利用者様は自分が知らない多くの知識をお持ちなので、いろいろとお尋ねして教えていただく姿勢で接することの大切さに気づきました。また、さまざまな観点から観察する力が身につき、一つの気づきをきっかけに連想して質問をすることが効果的だと実感しました。
4. 行動計画
Q. 具体的にどのようなことを実践しましたか?
「○○なんですね」と、相手の発言を受け止めて復唱することから始めました。また、人によって見方や捉え方は異なって当然なので、「あれ」「これ」ではなく、「あの赤い服の人」「この黒い電話」など、具体的な言葉を使って声をかけるよう心がけました。
5. 会話のきっかけに対する意識の変化
Q. 研修後、あなたの行動はどのように変化しましたか?
相手のことを知りたいという気持ちを起点に、話を上手に引き出す声かけが徐々にできるようになってきました。研修では、一人では話が膨らみにくい場合に複数名で実施することで、お互いの得意なこと(手芸や歌など)を知ってもらう機会を作ることができました。
6. 事務長からのメッセージ
Yさんは研修で、視覚や聴覚の感じ方に個人差が大きいことにも配慮していました。こうした気遣いで普段のケアの質は確実に高まります。また、「はい」「いいえ」で終わらせないオープン・クエスチョンを用い、コミュニケーションを広げていく重要性も体得するなど、有益な学びの多い研修となりました。
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