帰宅願望への対応【ミッケル研修】
- ミッケルアート編集部
- 9月18日
- 読了時間: 3分

今回は、帰宅願望が強い方とのコミュニケーションに悩む6年目介護職員のMさんの事例をご紹介します。
地域 :長野県
施設形態:老人保健施設
研修内容:人気者研修
受講者 :老人保健施設で6年目の介護職員、Mさん
【目次】
はじめに
帰宅願望の強い方に関する苦手意識
研修での気づき
行動計画
帰宅願望の強い方への意識の変化
本部長からのメッセージ
1. はじめに
Mさんは老人保健施設で働く6年目の介護職員です。利用者様の中には帰宅願望が非常に強い方もおり、そうした方とのコミュニケーションにつまずくことが多く、適切に対応できるようになりたいと悩んでいました。
2. 帰宅願望の強い方に関する苦手意識
Q. 利用者様と会話する上でどんなことが課題だと感じていましたか?
頻繁に「今日は家族が迎えに来るから」と玄関先まで来られる方に、「そんなことは聞いていませんよ。お部屋に戻りましょう」と言ってしまった経験がありました。利用者様が納得のいかない表情や態度をされているのを見て、不適切な対応だったと感じていました。
3. 研修での気づき
Q. 人気者研修でどのような気づきを得ましたか?
「ご家族を大切に思うからこその帰宅願望かもしれない」と考えるようになり、相手に寄り添う姿勢を培うことができました。相手が間違ったことをおっしゃっても、否定的な言葉を避けて受け止め、自然に別の話題に切り替えるといった配慮が必要だと気づきました。
4. 行動計画
Q. 具体的にどのようなことを実践しましたか?
面会にいらしたご家族が帰られた際には、「ご家族もお元気そうで何よりですね。次回の面会でもお元気な姿をお見せできるよう、一緒にリハビリ頑張りましょう」と、前向きな声かけをしました。すると、満足そうに「そうだねえ」と返答されました。
5. 帰宅願望の強い方への意識の変化
Q. 研修後、あなたの行動はどのように変化しましたか?
利用者様をできるだけ肯定するよう心がけています。間違ったことをおっしゃる方には「他にもこんなことを伺っていますが…」と別の角度から話を振ると、「あぁ、そうだったね」と納得してくださることが増えました。今後も前向きに接していきたいと考えています。
6. 本部長からのメッセージ
Mさんが学んだように、まずは相手の話に耳を傾けて思いを汲み取り、相手をより尊重した会話を心がけることで、信頼関係を築くことができます。介助技術だけでは、心の通った質の高いケアは実現できません。信頼関係も日々の積み重ねが重要だと改めて感じさせてくれる研修でした。
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