声のかけ方に悩む…【ミッケル研修】
- ミッケルアート編集部
- 5月9日
- 読了時間: 3分

今回は、効果的な声のかけ方に悩んでいた8年目介護職員のWさんの事例をご紹介します。
地域 :宮崎県
施設形態:特別養護老人ホーム
研修内容:しっかり者研修
受講者 :特別養護老人ホームで8年目の介護職員、Wさん
【目次】
はじめに
声のかけ方への苦手意識
研修での気づき
行動計画
声のかけ方に対する意識の変化
ホーム長からのメッセージ
1. はじめに
Wさんは介護職として8年目の職員です。担当フロアでは、一人で過ごされる利用者様が多く、利用者様同士のコミュニケーションが少ないことを気にしていました。他の方と話す機会を作っても会話が弾まず、その場限りで終わることがほとんどで、効果的な声のかけ方に悩んでいました。
2. 声のかけ方への苦手意識
Q. 声かけをする上で、どんなことが課題だと感じていましたか?
ほとんどの時間を自室で過ごされていた利用者様が、「私は友達が少ないから…」と寂しそうに話されたことがありました。その言葉を聞いて、施設内で友人作りのお手伝いができる方法はないかと考えるようになりました。
3. 研修での気づき
Q. しっかり者研修でどのような気づきを得ましたか?
普段の何気ない会話の中に、利用者様の希望や思いがさりげなく隠れていることに気づきました。それに耳を傾け、生活をより充実させるヒントを見つけることが大切だと感じました。そこから、自分にできる支援を客観的に考える必要があると学びました。
4. 行動計画
Q. 具体的にどのようなことを実践しましたか?
利用者様が外出から帰られた際や通院時の待ち時間に、趣味や育った場所などを自然に伺い、気の合いそうな他の利用者様を考えました。食事や季節の行事で席を近くに設け、自分も会話に加わり、その話題を引き出して友達の輪に無理なく加わっていただけました。
5. 声のかけ方に対する意識の変化
Q. 研修後、あなたの行動はどのように変化しましたか?
利用者様には問題がなさそうでも「本当はこうしたい」という願いがあることに敏感になりました。自分が橋渡し役となり、施設内でネットワークを広げられるとわかったので、今後はさらに楽しい時間を過ごしていただけるアクティビティも考えていきたいです。
6. ホーム長からのメッセージ
Wさんは、今回、小さなニーズを丁寧に汲み取って、利用者様同士をつなげることに成功しました。このような「配慮から生まれた行動」は施設全体の雰囲気を温かくし、利用者様の孤立感を軽減させます。この研修を通じて、職員が利用者様との信頼関係を築く上で忘れてはならない視点を再確認できました。
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