チームで指導するには…【ミッケル研修】

今回は、チームで指導することに悩んでいた9年目介護職員のEさんの事例をご紹介します。

• 地域　　：兵庫県

• 施設形態：有料老人ホーム

• 研修内容：新人OJTリーダーひとかじり研修

• 受講者　：有料老人ホームで9年目の介護職員、Eさん

【目次】

1. はじめに

2. チームで指導することへの悩み

3. 研修で得た気づき

4. 行動計画

5. OJTに対する意識の変化

6. マネージャーからのメッセージ

1. はじめに

Eさんは有料老人ホームで9年の業務経験を持つ介護職員です。新人OJTではリーダーを任されることが多いものの、指導内容の統一や役割分担が曖昧なまま進めてしまうことがあり、メンバー間の連携を取るのも苦手でした。

２. チームで指導することへの悩み

Q. 新入職員への指導に、どのような課題を感じていましたか？

育成チームのメンバーにサポートを頼んだ際、情報共有が不十分で、同じ利用者様の移乗介助方法を繰り返し教えてしまったり、逆に、排泄介助で特別な配慮が必要な利用者様についての指導が漏れてしまったりすることがありました。

3. 研修で得た気づき

Q. 新人OJTリーダーひとかじり研修を通じて得た学びは何ですか？

チームで指導の方向性を統一しないと新入職員が混乱するため、OJTを始める前にメンバー間で十分に話し合い、共通認識を持つ必要があるとわかりました。また、指導の主担当、フォロー役、全体の進捗を管理する役割などがあると気づきました。

4. 行動計画

Q. 今後の行動計画を教えてください。

方向性を十分にすり合わせ、メンバー全員で役割を分担して進めます。業務が集中した場合や急な対応が必要な場合でも、一人ひとりが柔軟に取り組むことを心がけます。簡単な育成日誌を活用し、指導の重複や抜け漏れを防ぎたいと考えています。

5. OJTに対する意識の変化

Q. 今後の育成に向けた意気込みを聞かせてください。

新入職員と向き合う中で、自身の業務への取り組み方を改めて見直しています。今後も他の職員と協力し、相手を理解する姿勢を大切にしながらOJTに携わり、自身の成長にもつなげていきたいです。

6. マネージャーからのメッセージ

Eさんは研修を通じ、新人育成におけるチームの重要性を学びました。複数の先輩職員が新入職員に関わることで、様々な視点や経験に基づく指導を提供でき、新入職員の成長の可能性が広がります。また、チーム内での情報共有や学び合いも活発になり、結果的に組織全体のスキルアップにもつながると確信しています。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。

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