取材するニャン♪

日本生科学研究所・認知デイ・小規模多機能での実践事例

December 10, 2018

ミッケルアート編集部

 

 

 

 日生さんでは、ミッケルアートを9月から4事業所で導入いただいております。

 各事業所のスタッフさんと振り返りのためにディスカッションいたしました。

 現場の皆様の実践事例をご紹介させていただきます。

 

 

1. 現在の活用方法

 

1−1. デイサービズきずな様

 

・毎日行うと言う決まりはなく、14時からや16時以降に行う事が多い。

・実施時間は長い時で40分くらい、絵を変えながら行う。(体操を交えながら行う事もある)

・女性ご利用者が意欲的にお話をして下さる。

 

 

1−2. デイサービスきずな若木様

 

・ミッケルアートの裏面の内容(声がけの見本)はあまり気にしていない。

・絵の中に紙風船が描かれている時は実物も用意して行っている。

・15時以降に個別で行う事が多い。

・ミッケルアート タブレット版の方が反応が良い。(拡大で来て近くにいない方でも見える)

 

 

1−3.  デイサービスきずな赤羽台様

 

・毎日行っている。

・朝の会の最初の10分はミッケルアートを行う様にしている。

・その事で、ご利用者に質問する項目が増えた。

・ご利用者にどの絵が良いか選んでもらったりしている。

 

 

1−4.  小規模多機能ひばりが丘様

 

・週に2回程度の頻度で活用している。

・ご利用者同士で話が盛り上がり、スタッフがいなくても会話のツールとなっている。

 

 

2. 共通課題

 

 step1絵の中からミッケル、step2思い出をミッケルまではどの事業所も出来ているが、step3やりたいことをミッケルまでは行えていない。

 

 

3. 今後の取り組み

 

① 各事業所、ミッケルアートでご利用者から出た発言ややってみたい事を付箋に書いてまとめ、スタッフが共有できるようにする。

 

② 質問内容にかならず「やってみたい事」がないかを入れる。

 

③ 第2・第4水曜日に、ミッケルアート担当者が、やってみたい事でどの様な内容が挙がったか?実際にやりたい事を行えた例を入れていく。

 

④2カ月に一回、担当者で打ち合わせをしていく

 

 

4.   橋口の感想

 

4-1. 各事業所様の姿勢

 

 ディスカションを通じて、どの事業所さんも、積極的に「やりたい事を実現する」という姿勢が印象的でした。

 話を聞いて終わり、ではなく、実際に物を用意したり、食べたいものを作ってみたりすることで、ご利用者様の行動が活動的になったという事例は、過去の研究でも報告されていました。(公益社団法人 全国老人福祉施設協議会 老施協総研 平成 25 年度調査研究助成事業)

 

 認知症の有無に関わらず、残存機能を活かした、自立支援に積極的に取り組まれていることは、日生のスタッフさんの特徴であると感じました。

 

 

4-2. 「やりたいこと」が出てくるまでは、時間がかかる

 

 これは、人によっては、結構時間がかかると思います。

 ある所長さんとこんな話をしたことがあります。

 

 「うちのデイでは、夢を叶えよう!という取り組みをしたことがあります。

 一般的なデイでは、午前が忙しくて、午後は手暇になることがあるんですよ。その時に、フリーで2時間動けるスタッフを1名つくって、夢を叶える取り組みをしました。

 

 その結果、わかったことは、いきなりやりたいことを聞いても出てこないんです。

 

 その理由について私なりに考えました。

 高齢になるにつれて、いろんなことができなくなって、今に至っています。

 歩けなくなる、手が動きにくくなってくる、うまく喋れなくなってくる。

 

 ここで、「何をやりたいですか?」と聞かれても、漠然としていて、出てこないのではないかなと。

 

 でも、ミッケルアートは、ブワッと記憶が出てきて、そこから会話が始まりますよね。

 そのなかで、少しずつ興味のあったこと。できそうなこと。ちょっとやってみたいな。。ということが出てくると思うんです。

 

 記憶に楔(くさび)を打っていくような感じですね。

 

 だから、ゆっくり時間をかけて、やりたいことを見つけていくことがいいんじゃないかなと思います。」

 

 このように、改めてこの話を思い出しました。

 

 より良いケアを実現するということは、日生さんのように、スタッフさんと利用者さんが「やりたいことを見つける」という過程を一緒に積み上げていくことにも価値があるもしれません。

 

 日生さんの取り組みに興味のある方は、見学されてはいかがでしょうか☘

 

 引き続き、弊社は、スタッスさん一人ひとりの魅力を引き出せるコミュニケーションツールを目指して参ります。

 

 

 (画像は同法人HPより転用)

 

日本生科学研究所様HPはこちら

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