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回想療法とは

 回想療法は、アメリカの精神科医ロバートバトラーが、「高齢者が昔を懐かしむ行為 (回想)は普遍的であり、老年期を健やかに過ごすために意味を持つ」という考えをもとにした心理療法です。回想による会話から得られた情報は高齢者自身の生活歴であるため、介護職員にとって本人を理解するために有効な手法です。一般の回想療法には、白黒写真や映画などの出版物、または本物の洗濯板など様々な材料が使われています。

■重度化防止に必要なことは10歳~15歳の記憶を保持すること

 ADL(日常生活動作)を維持するには、10歳から15歳頃の記憶の保持が大事である ことがわかってきました。ADL維持に関わるこの時期の記憶を「ADL 記憶」といい ます。ADL記憶が曖昧になってしまうと、ADL維持が困難になってしまいます。

 こうした思い出を語ることで精神の安定を図る心理療法を「回想療法」といいます。 思い出を語ることがADL記憶の維持に繋がり、機能訓練においてもより良い効果が期 待されます。 

ミッケルアートによる回想療法

10歳から15歳頃の記憶を蘇らせる手段として、昔の写真や実際の物(洗濯板等)を使って

 会話を広げる「回想療法」が有効です。しかし、従来の回想療法は、回想に必要な道具を揃えたり使用前に道具を準備したり、さらに特定の場所に高齢者を集合させる作業したり等、非常に手間がかかってしまいました。加えて、スタッフ様は会話を引き出すテクニックを求められるという課題もありました。

 こうした手間により、回想療法を日常的に継続して行うことは容易ではありませんでした。

 そこで、ミッケルアートは、いつでもどこでも誰でもできる回想療法ツールとして開発されました。

ミッケルアートによる回想療法に必要なものは絵のみです。1枚の絵のなかに、会話が広がりやすい題材が多数描かれています。この題材の工夫により、誰でも手軽に使うことができ、高齢者様にとっては、見やすく、自発的に思い出話をしやすい仕様となっています。

 またミッケルアートでは4つの工夫を通して、回想療法としてさらなる有効性が期待されています。事実、これまでの研究では「ミッケルアートを用いたプログラムには、周辺症状の改善に一定の効果がある」ということが示されておりコミュニケーションを通じてスタッフ様が高齢者様の思いや不安を理解し、ケアを行う事で、認知症の周辺症状緩和・要介護状態の悪化の進行抑制への有効性が明らかとなっています。

(参考文献/『回想療法としてのミッケルアート』日本早期認知症学会誌第7巻第2号,2014)

 

ミッケルアート映像版は、これらの研究やノウハウをもとに開発されています。